2019年2月3日日曜日

八幡平市「とぴや温泉」《廃業》

2000年の日帰り入浴。昔過ぎて,自分でもびっくりです。廃業しました。

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安比スキー場の近くに点在する温泉の一つですが,その名前から受ける印象よりも古くからある温泉。

そもそも,この”とぴや温泉”の由来というのが 「約2,500年の昔に五畿七道の王だった安日王が戦いで受けた弓の傷を湧き湯に116日間入湯して治したという逸話があり,当時はそれを”ドンビヤ”といったという」 って。

まぁ,実際は,アイヌ語で湧き湯(?)のことを”とぴや”といい,この一帯を”とぴや”と呼んでいたことと,”ユートピア”の”とぴあ”をかけたらしいです(笑)。

なんといっても,この温泉の売りは 「モルデン沸石」 の地層に出湯した日本で唯一の温泉だという事。

”モルデン”っていうのが分からないんですが,”石英”のことのよう。身体に良いらしいのだけれど,その効用については私ごときには分かりません。

一応,浸かるだけで皮膚の脂肪分や分泌物を乳化して洗い流し,肌を滑らかにしてくれる効能があるようです。露天がこの”モルデンの湯”にあたります。

他に内湯は,黄金の湯と白銀の湯がありますが,黄金の湯はお湯の中に細かい振動を流していて,それが身体に良いとのこと。

また,白銀の湯は飲用としても良いのだそうけれど,決して美味しいものでは無かったです。 良薬,口に苦しといったところなのでしょうか。

この白銀の湯というのが冷たいくらいの温度なので,湯上りする時に入ってから上がると丁度良かったです。


【パンフレットより】
秘湯 とぴや温泉 モルデンの湯 モルデンの湯は「モルデン沸石」の地層に出湯した日本で唯一の珍しい温泉です。

その効能は,浴用で,神経痛・筋肉痛・関節痛・うちみ・くじき・疾病・冷え症・疲労回復・慢性皮膚病・切り傷・火傷等に,飲用(白銀の湯)では,慢性消化器病・糖尿病・疾風・肝臓病等に効果があります。

自然のなかでくつろげる 美肌と若返りの温泉 「モルデンの湯」で, のんびり,ゆったり。

モルデンの湯の泉質である重曹泉は,つかるだけで皮膚の脂肪分や分泌分を乳化して洗い流し,お肌をなめらかにするはたらきを持ち,美肌の湯として女性に人気です。


この場所としては閉鎖になりましたが,「ドーミー倶楽部安比高原」というところで,このモルデンの湯には入れるようです。

【宿の情報】
とぴや温泉(閉館)
岩手県八幡平市細野98−225

内湯(黄金の湯,白銀の湯),露天風呂 (ながすね乃湯)
 黄金の湯:単純温泉(低張性アルカリ性温泉) 37.3度 
 白銀の湯:単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉) 25.9度 
 ながすね乃湯:ナトリムム・炭酸水素塩泉(低張性アルカリ性温泉) 43.4度

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