2019年5月11日土曜日

湯沢市「泥湯温泉 奥山旅館」1(露天風呂編)

2002年10月,宿泊利用。お勧めです。

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川原毛地獄の近くにある泥湯温泉。数件のみで温泉街を形成しており,その周りからは地肌から湯気が出ており,さながらミニ地獄の様相を示しています。

今回宿泊するのは,その中でも有名な奥山旅館。ここを目指して日帰り入浴の客も押し寄せてきています。

宿に着いたのは15時過ぎ。駐車場は日帰り入浴の客で一杯でしたが,1台分だけ空いていたのでそこに。

店の門構えは趣がありました。部屋は山側の2階の6畳。畳は擦り切れていますし,豪華とはいえませんが,こざっぱりとしている部屋です。

まずは名物の露天風呂へ。以前は混浴であった風呂が不評だったためか,最近,真中のところに塀をつけたのですが,“なんちゃって塀”なので,全く視界を遮っている訳ではなく,角度によっては相手方のお風呂が見えてしまいます。

まぁ,お湯に浸かってしまえば,乳白色のお湯で見ることはできないですけれど。女性側の方の真中あたりにある岩の陰にまで行ってしまえば,見られることはないでしょう。

お湯は結構熱めで,硫黄の香りが結構します。ただ,香りの割には優しいお湯の感じがしました。泥湯という名前ですが,別にドロドロしているわけではなく,普通の乳白色の硫黄のお湯でした。

湯船の底は細かい石が敷き詰めてあります。もう少し大きい石だとゴツゴツしてしまうと思うのですが,ちょうど良いくらいの肌触りです。薄く敷かれているのではなく,ある程度の厚さが敷き詰められていたようです。

山側に見える景色は,岩肌を表している面が半分,紅葉しかけてきている木々が半分といった感じです。美しい景色を見ながら入る露天風呂は,やはりなかなかのものです。

どうしても日帰りの入浴客が多いため,ゆったりと入っている訳にもいかず40分くらいで部屋に戻りました。


食事は5時30分からなので,一休みした後に周りを散歩することに。といっても特に大きな温泉街を形成している訳ではないので,すぐ一回り。

じゃあ,ということで足湯へ行ってみました。誰もいなくて,貸しきり状態。ゆかたの裾を上げて,そろりと足をお湯に浸けてみましたが,,, 熱いのなんの,とてもじゃないですが,30秒と入れておけないような熱さ。

熱めのお湯は好きですが,ここまで熱いのは遠慮したいです。

部屋に戻るともう食事の時間です。1階の広間で夕食となりますが,ほとんどの客が集まるため,ちょっと隣の席との感覚は狭いかも。

初めて見た「秘湯ビール」を飲みつつ,鯉の甘煮や岩魚の塩焼き,山菜中心の夕食を味わいました。ひとつ辟易したのが,凄く甘い茶碗蒸。これは一口食べただけで断念しました。

(これが泥湯の温泉街。数件の宿があるのみです)


(大露天風呂の入り口です。入浴券は近くの商店で買います)


(大露天風呂の男湯側です。広々としています)


(青白く濁ったお湯の感じが良い感じです)


(一応,女湯側とは塀で区切られていますが。
 真ん中の岩のあたりとか,完全に区切られている訳ではありません)


(大露天風呂の女湯側です。広さは男湯側と同じくらい)


(この岩の陰であれば,男湯側からの視線を気にせず,ゆったりできます)


(もう少し日中だと,陽の光が気持ち良いです。
 女湯側は,この時間になると,ほんのり明かりが灯ります)



【宿の情報】
泥湯温泉 奥山旅館 
秋田県湯沢市高松字泥湯沢25

内風呂(混浴・男女別)、大野天風呂、露天風呂、女露天風呂
硫化水素泉,単純硫黄泉(硫化水素型 79.6度)

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