2004年5月,日帰り入浴。
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久しぶりの秋の宮再訪。以前,鷹の湯に泊まった時は,お湯の印象よりもシチュエーションの印象の方が強かったです。さて,今回の感想は,,,
秋の宮温泉郷の中で“延命泉”という,力強い名前を持つ「新五郎湯」を選びました。ここは,元禄15年開業という歴史のあるお湯。温泉を宅配もしているということで,宿の前には宅配用の車が停まっていました。宅配ができるってことは,それだけお湯が湧出してるってことだろうから期待できます。
建物に入る時に,愛想の良い老人とすれ違いました。このあたりの人は良い笑顔をするなぁ,とその時は思っていたんですが,後々考えてみると,ご主人の新五郎さんだったのかも。手に手拭とか,何にも持っていなかったので。
お風呂はシンプルな造りになっていて,奥の方には打たせ湯がありました。男湯には窓があり,外(の駐車場)が見えるようになっていますが,女湯には窓がありません。
湯船の形も男湯が長方形,女湯が正方形でした。
お湯は無色透明で,入った時に少しピリッとするくらいの熱さです。掛け流しなのですが,お湯は湯船の外に溢れ出ない構造になっています。個人的には,浴室の床にお湯が流れているのが好きなんですけどね。
飲泉もできるのかコップがお湯の注ぎ口のところに置いてあります。熱めのお湯なので,コップに入れた後,少し冷ましてから飲んでみました。うっすらと食塩を感じられましたが,予想していたほどではありません。
ここは[ぬくだまりの湯]として親しまれているそうですし,何といっても温まりやすい塩化物泉。
あまり温まりすぎない内に打たせ湯へ。上のほうから結構な落差をつけてお湯が落ちてきます。男湯・女湯とも,打たせ湯が2本づつあります。雰囲気の無い打たせ湯スペースの周りが逆に雰囲気を醸し出しています。
内湯に戻って再び暖まってから上がりました。いやぁ,ほんと,温まっちゃいました。だいぶ手加減して入っていたつもりなのですが,延命とは伊達に名前を付けていないと感じました。毎日,こんなお湯に入っていたら命が延びちゃいそうです。
宿を出た後,川原をふらふらしてみました。秋の宮博物館の脇の辺りから川原に降りていくと,「川原の湯っこ」がありました。川原に湧き出ているお湯で足湯ができるんですよね。
シャベルとかが置いてあるので,自分で掘ることもできますが,前の人が掘ったところで足湯を味わうことができます。 湧き出ているお湯自体は結構熱めなので,川を流れている水と合わせて丁度良いくらいにしてください。
天気の良い日に川原で足湯なんて最高です。 タオルも準備されていて,このエリアの人達の心遣いも感じました。
(新五郎湯の入り口です)
(男性用の内湯です。手前にはケロリン桶が写ってます)
(内湯の奥にある打たせ湯。
このコンクリートの壁が不思議と雰囲気を出してます)
(お湯を肩や腰に当てながら,火照った体を冷まします)
(女性用の内湯です)
(蛇口をひねってお湯の量を調整できます
これだけ出せば,満足ですねぇ)
(「川原の湯っこ」この石の下からもお湯が出てます)
【宿の情報】
秋乃宮温泉郷 延命泉 新五郎湯
秋田県湯沢市秋ノ宮字湯ノ岱71
男女別内湯・打たせ湯
ナトリウム-塩化物泉 低張性中性高温泉 68.5度 [源泉名/新五郎湯]
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